【2026年9月のお題-2】(くれたけ#283) 「豊かさ」という言葉を聞いて、思い浮かぶことを語ってください (お金に限らず、ものや経験や感情などご自由に記載ください)

 

「豊かさ」と聞くと、やっぱりお金とか物質的な余裕みたいなものが浮かんでしまいます。もちろん生活していく上で、お金の余裕や好きなものを買える自由も安心感を持てて大事なことかもしれません。

でも、もう少し踏み込んで「じゃあ自分が本当に満たされていると感じる時はいつだろう?」と考えてみると、意外とモノを買った時よりも、「過去の楽しかった記憶」や「人との関わり」に行き着くような気がしています。

雑多で騒がしく活気あるバンコクに暮らしていて、一人でいる時のふとした瞬間に昔の記憶が蘇ることがあるんです。 誰かと一緒に美味しいごはんを食べて、他愛もない話でゲラゲラ笑い合ったこと。あるいは、過去に出かけた旅先の空気をふと思い出して、「あそこは本当に綺麗な場所だったな」と浸ってみたり。

そういう目には見えないけれど「思い出すとちょっと心がポカポカするような記憶」が、実は日々の自分をすごく底支えしてくれているんですよね。

カウンセリングの場でも、これと似たような瞬間に出会うことがあります。 クライアントさんがお話しする中で、「そういえば昔、あの人がこんな風にしてくれて嬉しかった」と、誰かとの温かい思い出に触れた時。その瞬間、すっと表情が柔らかくなって、その人本来のしなやかさが戻ってくるような、そんな印象を受けます。

目に見えるモノはいつか壊れたり失くなったりするかもしれないけれど、誰かとの関わりの中で生まれた「思い出」は、誰にも奪われることのない自分だけの財産です。

ちょっとしんどいなぁ~という時に、頭の中でこっそり引っ張り出してきて「あんなこともあったな」と温かい気持ちになれる。そういう記憶のストックが自分の中にいくつあるかというのが、私にとっての「豊かさ」なのかなと思っています。

投稿者プロフィール

石黒 要
石黒 要くれたけ心理相談室(バンコク支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室(バンコク支部)は、タイのバンコクを拠点に心理カウンセリングを承っております。国内外問わず、Zoom・Google Meet・Skypeによるカウンセリングにて対応させていただいております。

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